【籠目財団 超常災害対策部】

創作世界観設定

 現代日本を舞台とした、「超常存在」に対抗する組織――籠目財団超常災害対策部。

 霊能、異能を駆使し、日夜ありとあらゆる超常存在に立ち向かう、すこし不思議な秘密組織のお話です。

 

籠目グループ

 籠目グループは、古くから日本で超常存在と戦ってきた旧家を軸に設立されたグループ企業です。企業としての発足は第一次世界大戦前後で、才能ある協力者たちが超常存在に対抗するための人材発掘や物資・資金調達等に必要な事業を始めては財閥的に統合合併を行い、成長してきました。

籠目財団

 籠目財団は、【籠目グループ】の出資により設立された財団です。

 主な事業は美術館・博物館運営をはじめとした、美術・民俗文化保護事業と、災害対策・復興事業の二つとなっています。

 超常存在による社会の混乱を防ぎ、被害を最小限に抑えて復旧活動を行うための、表向きの事業ではありますが、超常存在とかかわりのない災害等にも積極的に復興支援を行っています。

超常災害対策部

 籠目財団の中でも、超常存在への対策に特化した部署です。部、課の枠を超え、超常災害対策を行う部署を総称して「超常災害対策部」と呼びます。

 超常存在の探知、原因個体の特定や対処。また、過去案件データの保管、関連文献の収集、呪物等の封印・保管を行います。

 現代日本においては超常存在を感知する能力を持たない人が大多数を占めるため、業務内容や取り扱う情報については一般に知られると混乱を招くことになります。そのため、通常の災害対策とは切り離し、超常存在による問題を解決するためのエキスパートを集めた部署が作られています。